マリオ・ブルネロとは?クラシック倶楽部「チェロ・リサイタルⅡ」の曲目とチェロ・ピッコロの魅力

※ 本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)が含まれます。

NHK BS「クラシック倶楽部 マリオ・ブルネロ チェロ・リサイタルⅡ」は、2026年10月6日(火)午前5時から放送されます。今回の主役は、イタリアを代表するチェリストのマリオ・ブルネロ。チェロだけでなくチェロ・ピッコロも使い、バッハの無伴奏作品に向き合う公演です。

番組では、無伴奏チェロ組曲第6番 BWV1012と、無伴奏バイオリン・パルティータ第2番 BWV1004を取り上げます。どちらも独奏楽器1本で音楽の構造と表情を立ち上げる名作だけに、ブルネロの音色やフレージング、楽器の持ち替えに注目すると楽しみやすい内容です。

マリオ・ブルネロはどんなチェリスト?

マリオ・ブルネロは1960年、イタリアのカステルフランコ・ヴェネト生まれ。1986年のチャイコフスキー国際コンクールで優勝し、国際的な舞台へ進出しました。ソリストとしてだけでなく、室内楽や指揮、古楽器的な発想を取り入れたプロジェクトまで幅広く活動している演奏家です。

近年のブルネロを語るうえで特に重要なのが、チェロ・ピッコロを使ったバッハ演奏です。通常はバイオリンで演奏される無伴奏ソナタやパルティータを、より低く柔らかな響きを持つチェロ・ピッコロで再構成し、作品の旋律線や和声感を別の角度から浮かび上がらせています。

10月6日の曲目と聴きどころ

放送2026年10月6日(火)5:00~5:55/NHK BS
演奏マリオ・ブルネロ
楽器チェロ、チェロ・ピッコロ
曲目1バッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV1012
曲目2バッハ:無伴奏バイオリン・パルティータ 第2番 BWV1004
収録2022年10月28日/紀尾井ホール(東京)

無伴奏チェロ組曲第6番は、バッハの6曲のチェロ組曲を締めくくる大作です。高い音域まで大きく広がる旋律と、舞曲ごとの性格の違いが魅力で、演奏者の技術だけでなく音楽の組み立て方そのものがよく見える作品です。

一方、無伴奏バイオリン・パルティータ第2番は、本来バイオリンのために書かれた作品です。ブルネロがチェロ・ピッコロで弾くことで、原曲の鋭い輪郭を残しつつ、より厚みのある低音と歌うような中音域が加わります。同じバッハでも、チェロ作品とバイオリン作品の響きの違いを続けて聴けるのが今回の面白さです。

チェロとチェロ・ピッコロの違いに注目

チェロは深い低音から力強い高音まで幅広く鳴らせる楽器です。チェロ・ピッコロはそれより小ぶりで、高音域をより自然に扱いやすい特徴があります。ブルネロはこの違いを単なる珍しさとして見せるのではなく、作品の性格に合わせて音域と響きのバランスを変えています。

特にバイオリン・パルティータでは、原曲が持つ機敏さと、チェロ系楽器ならではの落ち着いた響きが同居します。楽器のサイズや音域を意識して聴くと、同じ旋律でも印象が大きく変わることが分かります。

ブルネロのバッハ演奏が注目される理由

ブルネロは、バッハのチェロ作品だけでなく、バイオリン作品もチェロ・ピッコロで継続的に取り上げてきました。こうした活動は、原曲を別楽器に置き換えるだけではなく、バッハの旋律や和声を新しい音域から見直す試みとして評価されています。

1986年のチャイコフスキー国際コンクール優勝以降、世界の主要オーケストラや著名指揮者と共演してきた演奏家が、キャリアを重ねた現在も新しい響きを探し続けている点も魅力です。クラシックに詳しくなくても、通常のチェロとチェロ・ピッコロの音色を聴き比べるだけで入りやすいでしょう。

よくある質問

マリオ・ブルネロはどんなチェリストですか?

イタリア出身の世界的チェリストで、1986年のチャイコフスキー国際コンクールで注目を集めました。近年はチェロ・ピッコロを用いたバッハ演奏でも知られています。

10月6日のクラシック倶楽部で演奏する曲は?

バッハの無伴奏チェロ組曲第6番 BWV1012と、無伴奏バイオリン・パルティータ第2番 BWV1004です。

チェロ・ピッコロとは何ですか?

通常のチェロより高音域を扱いやすい小型のチェロ系楽器で、ブルネロはバイオリン作品を独自の響きで演奏する際にも用いています。

放送を見る前に押さえておきたいポイント

今回の収録は2022年10月28日の紀尾井ホール公演です。前日の「リサイタルⅠ」と対になる構成で、Ⅱではチェロ組曲第6番とバイオリン・パルティータ第2番が中心になります。第1弾とは曲目が異なるため、連続して見るとブルネロのバッハ観をより立体的に味わえます。

特に注目したいのは、作品ごとに楽器の響きがどう変わるかです。楽章名や細かな形式を知らなくても、低音の厚み、高音の抜け方、旋律の歌わせ方に耳を向けると、演奏の個性がつかみやすくなります。

まとめ

「クラシック倶楽部 マリオ・ブルネロ チェロ・リサイタルⅡ」は、マリオ・ブルネロという演奏家の魅力を、チェロとチェロ・ピッコロの両方から味わえる放送です。バッハの無伴奏チェロ組曲第6番と無伴奏バイオリン・パルティータ第2番という性格の異なる2作品を通して、ブルネロが追求する響きの違いを楽しめます。

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP