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2026年10月6日(火)のNHK BSP4K「クラシック倶楽部」は、マリオ・ブルネロのチェロ・リサイタル第2弾です。放送は午前6時15分から7時10分。2022年10月28日に東京・紀尾井ホールで収録された演奏から、バッハの無伴奏チェロ組曲第6番 BWV1012と無伴奏バイオリン・パルティータ第2番 BWV1004が放送されます。
注目したいのは、世界的チェリストのマリオ・ブルネロが一般的なチェロだけでなく「チェロ・ピッコロ」も使うことです。バッハのチェロ作品とバイオリン作品を一人の演奏家が異なる楽器で行き来するため、楽器の響きの違いを耳で追う楽しみがあります。
10月6日の放送内容
| 番組 | クラシック倶楽部 マリオ・ブルネロ チェロ・リサイタル Ⅱ |
| 放送局 | NHK BSP4K |
| 放送日時 | 2026年10月6日(火)6:15〜7:10 |
| 演奏 | マリオ・ブルネロ(チェロ、チェロ・ピッコロ) |
| 収録 | 2022年10月28日 紀尾井ホール(東京) |
マリオ・ブルネロはどんなチェリスト?
マリオ・ブルネロはイタリアを代表するチェリストの一人で、古典から現代作品まで幅広いレパートリーを持つ演奏家です。今回の放送では、チェロだけにとどまらず、より高音域を扱いやすい小型のチェロ・ピッコロも使用します。
同じ演奏家が2種類の楽器を持ち替えることで、低音の厚みや歌うような中音域、高音の軽やかさを一つの公演で聴き比べられるのが特徴です。クラシックに詳しくなくても、楽器のサイズや音色の違いを意識するだけで番組に入りやすくなります。
曲目1:無伴奏チェロ組曲第6番 BWV1012
バッハの無伴奏チェロ組曲は全6曲あり、第6番はその最後に位置する作品です。高い音域まで広く使い、舞曲をもとにした複数の楽章が続きます。重厚さだけでなく、明るく伸びやかな響きや細かな動きが求められるため、チェリストの表現力がよく表れます。
第6番は、低音楽器としてのチェロのイメージを超えるような高音域が印象的です。ブルネロがどのようにフレーズをつなぎ、舞曲のリズムを作るのかに耳を向けると、長い曲でも流れをつかみやすくなります。
曲目2:無伴奏バイオリン・パルティータ第2番 BWV1004
もう一つは、本来バイオリンのために書かれた無伴奏パルティータ第2番です。特に終曲の「シャコンヌ」はバッハ作品の中でもよく知られ、同じ和声の流れを土台に音楽が大きく展開していきます。
バイオリン作品をチェロ系の楽器で演奏すると、音域や弓の使い方、和音の響き方が変わります。原曲の輪郭を保ちながら、チェロならではの奥行きをどう出すのかが大きな聴きどころです。
チェロ・ピッコロとは?
チェロ・ピッコロは、一般的なチェロより小ぶりで、高い音域を扱いやすい楽器として知られます。歴史的には4弦だけでなく5弦のものもあり、バロック期の作品を演奏する際に使われることがあります。
今回の番組紹介でも、ブルネロが「チェロとチェロ・ピッコロ」を使うことが明記されています。本来バイオリン用のパルティータを演奏する企画と組み合わさることで、単なる珍しい楽器紹介ではなく、バッハの作品を別の視点から聴くための手段になっています。
第1弾との違い
前日の10月5日には「チェロ・リサイタルⅠ」が放送され、第1弾では無伴奏バイオリン・パルティータ第1番からの楽章、無伴奏チェロ組曲第4番、無伴奏バイオリン・パルティータ第3番が組まれています。第2弾はチェロ組曲第6番とバイオリン・パルティータ第2番という構成です。
2日分を続けて見ると、バッハのチェロ作品とバイオリン作品をブルネロがどう結びつけているかが見えやすくなります。単曲を聴くだけでなく、公演全体の設計を感じられる組み合わせです。
初心者でも楽しめる聴き方
楽器を持ち替えたときの音色に注目
曲名や作品番号を覚える必要はありません。まずは、チェロとチェロ・ピッコロで音の高さや輪郭がどう変わるかを聴き比べると分かりやすいです。
舞曲のリズムを感じる
無伴奏チェロ組曲もパルティータも、舞曲の性格を持つ楽章が並びます。速い・遅い、軽い・重いといった変化を追うだけでも、曲全体の構造が見えてきます。
ホールの響きまで聴く
収録会場は紀尾井ホール。独奏では一つの音がホールにどう広がり、消えていくかがよく分かります。4K映像では弓や左手の動きも見やすく、音と身体の動きを合わせて楽しめます。
よくある質問
マリオ・ブルネロは何の楽器を演奏する?
今回の放送ではチェロとチェロ・ピッコロを演奏します。
放送されるバッハの曲は?
無伴奏チェロ組曲第6番 BWV1012と、無伴奏バイオリン・パルティータ第2番 BWV1004です。
収録場所はどこ?
2022年10月28日に東京の紀尾井ホールで収録された公演です。
演奏を見る前に知っておくと面白いこと
ブルネロの第2弾は「チェロでチェロ曲を弾く」だけのリサイタルではありません。本来バイオリンのために書かれたパルティータを取り上げ、チェロ・ピッコロという楽器も使うことで、バッハの音楽を別の音域と響きから捉え直します。楽器の違いを意識すると、同じ独奏でも曲ごとの表情がはっきり感じられます。
2曲を続けて聴くと分かりやすい違い
無伴奏チェロ組曲第6番と無伴奏バイオリン・パルティータ第2番は、どちらも伴奏なしで一人の奏者が音楽を組み立てる作品ですが、出発点となる楽器が違います。チェロのために書かれた第6番では低音から高音までの広がりがあり、バイオリンのために書かれたパルティータでは細かな動きや和音を別の楽器でどう表現するかが聴きどころになります。
ブルネロの演奏では、曲ごとに「原曲の楽器らしさ」をそのまま再現しようとするだけでなく、チェロやチェロ・ピッコロだからこそ生まれる響きにも耳を向けたいところです。同じバッハでも、低音の支えが強く聞こえる場面、高音が軽やかに抜ける場面など、音色の変化を追うと長い独奏曲も聴きやすくなります。
第2弾は「第6番」と「第2番」の組み合わせがポイント
第1弾ではチェロ組曲第4番とバイオリン・パルティータ第1番・第3番が取り上げられ、第2弾ではチェロ組曲第6番とバイオリン・パルティータ第2番が並びます。2回を通して見ると、バッハの無伴奏作品を楽器の区分で分けず、一人の演奏家の視点から横断して聴く企画であることが見えてきます。
とくにパルティータ第2番の終盤は、独奏でありながら音楽の密度が大きく高まる作品です。映像では弓の運び、左手の移動、楽器を支える身体の動きも確認できます。音だけでなく演奏姿勢まで見られるテレビ収録ならではの楽しみ方です。
まとめ
NHK BSP4K「クラシック倶楽部 マリオ・ブルネロ チェロ・リサイタル Ⅱ」は、2026年10月6日(火)6:15〜7:10に放送されます。曲目はバッハの無伴奏チェロ組曲第6番と無伴奏バイオリン・パルティータ第2番。ブルネロがチェロとチェロ・ピッコロを使い分けることで、バッハの独奏作品を異なる響きで味わえる回です。